山南学園開校までの4年間、コロナ禍にも関わらず閉校となる地域もあり、各学校関係者との協議をしっかりと納得いくまで協議された所は大変なご苦労もあったかと思いますが,子どもたちや、その地域の未来を考えた上での決断だったと思います。
最初に校舎を見たとき、大きくて広々とした空間に最新の機材が盛り込まれておりこれからの学校の在り方を実感しました。そんな素晴らしい校舎で学ぶ子供たちは自信と誇りを持って生活をしているとのことでした。初等部(1~4年),中等部(5~6年),高等部(7~9年)で行動指標が分けられていて異学年交流(タイムマシン活動)を積極的に取り入れ、尊敬したり、かわいがったり、助け合ったり、時には注意し合ったりと互いをリスペクトとし合いながら優しさと豊かなコミュニケーション能力を築き上げることができること、1~9年生まで一貫して教育できることによる子どもの特性を詳しく知ることができること,高校受験までの情報の蓄積と共有ができるといったメリットがあると言っておられました。
学校運営協議会の取り組みですが、地区が広い分、メンバーも30名と多いです。メンバー構成は聖郷小学校とだいたい同じだと思いますが、知育部会、体育部会、地域連携部会に役割分担されており山南サポーターズ(学校支援ボランティア)の協力、ふるさと教育、学びスクール、体育行事支援、地域交流促進などの取り組みを推進しておられました。
規模も違えば人数も違いますが、もともと聖郷小地域はPTAをはじめ地域の皆様の絶大なる協力、協働のもとで成り立っていると感じます。もちろん先生方の頑張りも素晴らしいです。今、聖郷小学校で進めている学校運営協議会の取り組みは決して間違っていませんし、劣っていません。むしろ先進的だと思います。息詰まることもあるかもしれませんが、小さなことの積み重ねと情報の共有、会を重ねるごとに新しい発想や取り組みがどんどん生まれ、どんどん前に進む学校運営協議会でありたいと思います。
その一環としてホームページを活用し、活動の内容を随時発信してまいりますので保護者の皆様、地域の皆様、どうか子どもたちのためにお力添えいただけますよう心からお願いいたします。すべては子どもたちの未来のために!
伊藤 等