2025年6月13日金曜日

健康八快(けんこうはっかい)  田中敏夫 委員

 

私は公民館長という立場で学校運営協議会に参加させていただいています。
聖郷小学校の隣に下郷公民館があり、聖郷小学校の児童が校庭で元気よく運動や遊びなどに夢中になっている姿を間近に眺めることができます。児童の皆さんが毎日健康で生活できることを毎日願っています。
 さて、今回はこの健康に関して、下郷公民館での取り組みを少し紹介したいと思います。
公民館では、まちの保健室実行委員会と共催して「下郷地区まちの保健室」を平成28年から取り組み現在に至っています。活動は、下郷公民館や各集落の公民館に出かけて行っています。令和7年度は「健康寿命を延ばそう!~健康八快~」のテーマで活動しています。

「健康八快」とは健康維持のための取り組みのことで、具体的な内容は次のとおりです。
(1)快食…いつもおいしく食べられること。
(2)快眠…心地よくぐっすり眠ること。
(3)快便…すっきり便を出すこと。
(4)快笑…快感や感情を表出される笑いのこと。
(5)快談…気持ちよく楽しく話し合うこと。
(6)快声…気持ちよく声を出す心地よい声のこと。
(7)快歩…気持ちよく軽快に歩くこと。
(8)快尿…ストレスなく排尿できる状態のこと。

 これらのことは、高齢者に関わらず小学生の家庭での生活や学校での学習場面や学校生活の様子にも深く当てはまるものだと思います。こうした条件が整った環境で聖郷小学校の児童が成長していくように応援していきたいと思っています

2025年5月14日水曜日

聖郷小学校誕生(回想)と学校教育の今昔     馬野忠篤 委員

 私は公民館長という立場で学校運営協議会に参加させていただいていますが、コミュニティ・スクール(以下CSと記載)の活動に関わる機会が少ないため、今回は聖郷小学校設立当時の様子と、学校教育の変遷を話題にしたいと思います。
 平成26年4月、旧古布庄小学校と旧東伯小学校が統合し、新生聖郷小学校が誕生して12年目を迎えました。
 開校の前年には統合準備委員会が設立され、総務・安全指導・学校教育・PTA組織の4つの作業部会が設けられ、各部会ではそれぞれ担当するテーマについて話し合いを行いました。
 私は、総務部会に所属し、校名は何にするか、校歌の作詞・作曲は誰にお願いしようか、また閉校式・開校式の内容をどうするかなど、盛りだくさんの課題を目の前にして熱い議論を交わしたことを思い出します。特に校名についてはそれぞれの地域感情に配慮し、既存の校名を継承すること無く、どちらの地域からも納得が得られるよう慎重に検討した経緯があります。
 ところで、今から30年ほど前、私がPTA活動にかかわっていた頃の話になりますが、日本の学校教育は学習指導に加え、本来家庭で行うべきはずの生活指導の役割も担っていました。
 一方、アメリカでは学校は「学問」を教えるところ、躾は家庭でするものと明確に区別されていて、現在でもその状況はあまり変わっていません。
 日本とアメリカの小学校とでは、国の文化や社会背景が異なるため、一概に比較し論ずることはできませんが、それぞれの事情に合わせた教育が行われています。
 その後、日本では時代の経過とともに学校教育と運営の在り方も変わり、現在では学校と地域住民等が参画し、連携・協働して学校運営に関わるCSの取組みが始まりました。
 教育は、先生が担う学校教育だけではなく、地域が担う社会教育と保護者が担う家庭教育の3つが合わさって社会全体で行うことが重要となります。聖郷小学校でのCSの取組みにより、学校ではカバーしきれないところを補充・改善し、長所を伸ばし、創造力を身に付け、故郷とこれからの時代を担うことができる聖郷の子ども達の育成に向けて可能な限り活動に関わっていきたいと思います。

2025年4月11日金曜日

学習支援に参加してみて  岩本昭一 委員

 子どもたちの成長に少しでもお役に立てればと思い学習支援ボランティアとして学習活動に参加しました。

 関わったのは主に1年生でしたが、私たちがお手伝いすることによって先生が、子どもたちの指導に少しでも余裕が出来るのかなと思いました。

 子ども達の新しい事に挑戦していく姿を見ているととても楽しそうで、うまく出来た時の喜びようはとても嬉しそうにしています。「出来たね」と褒めてやるとより一層喜びます。それを見るのが楽しくなります。

 私たちが教室に入っていくと大きな声で挨拶してくれてとても気持ちが良いです。それぞれに私たちを意識して、時折私たちを見る時があります。そんな姿に、なんといっても「人懐っこい」とても良い子たちだと感じています。それと、子ども達は私たちボランティアにとてもよく話をしてくれます。私たちと触れ合ったことがその結果ではないでしょうか。

子ども達と一緒に活動した算数では、間違ったところを教えてやると、「いろいろ教えてもらえて勉強になります」と言った子がいました。その言葉にとても感動しました。嬉しかったです。

 こんないい子たちなので、このまま素直に成長してくれると信じています。

 聖郷小学校の学校運営協議会委員として、度々出入りさせて頂くようになり、子ども達と接することが出来、様子をそばで見ることが出来ました。

 子ども達は、挨拶が大きな声でしっかり出来る。これも普段の先生方の指導のたまものだと感じております。上級生は下級生をいたわり、下級生は上級生を慕っている姿を見かけることもあります。6年生に聞いたら、1年生がかわいいと言っています。こんな姿に触れながら、全校の子ども達がいい形で成長してくれれば良いなと願っています。

 そのための手助けは、出来る範囲で手伝わせて頂きます。私たちの活動を、もっと多くの人に手伝って頂けるよう声掛けをしてみます。 

 追伸

 生活科で行った凧あげ、良く上がって喜んでいました。百人一首大会での1年生の活躍もすごかったです。6年生が舌を巻いていました。今年の1年生はすごい。将来が楽しみです。


2024年12月20日金曜日

子どもの笑顔が見られるのは至福の時間       松本雅文 委員

 みなさん、こんにちは。私は民生・児童委員として学校運営協議会に参加させていただいています。
 学校運営協議会では、敷居の低い学校を目指し、地域の方に気楽に学校と接してもらい、地域の子どもとして成長を見守っていただきたいという理念の基に、まず「聖郷カフェ」を通じて地域の方の理解を深めていこうということになりました。
 学校運営協議会委員を中心に、児童のおじいさん、おばあさん、公民館を利用して活動しているサークルのメンバーの方、民生・児童委員、主任児童委員、等々の多くの方に参加いただき、児童と交流しながら楽しい時間を過ごせています。子どもたちと一緒に学校給食を味わえたのも良い経験でした。
 また、聖郷カフェでは、その場で学校支援ボランティアの募集もされました。私も国語のお手伝いができればと思い応募しました。そして先日、ボランティア活動が実現しました。
 2年生と1年生の書写の時間に参加しました。正しい姿勢、鉛筆の持ち方、書き順の確認など先生を中心に進められました。きれいな字が書けたらマーカーで丸をつけると、子どもたちはとても喜んでくれました。子どものきらきらした笑顔を見られて至福の時間でした。
 微力ですが、今後とも学校と関わっていければと思っています。

2024年11月25日月曜日

学校運営協議会委員として   隂山仁美 委員

 私は4人の子育てをしており、東伯小学校で9年間、聖郷小学校へと変わってから8年間、我が子がお世話になりました。

 聖郷小学校の子ども達に関わり、「できた!」{楽しい!」という経験をたくさん積んで、「琴浦町っていいところだなぁ。聖郷地区大好き。」と思ってもらいたいという願いで、今でも家庭科の学習や算数でのかけ算九九の聞き役のボランティアに参加しております。

 我が子が小学校に在籍していた時に、ボランティア・コーディネーターをさせていただいておりましたので、現在、学校運営協議会の委員もさせていただき、聖郷の子ども達のためにどんな事をしたらよいかといった話し合いに参加しております。

 最近、ボランティアの方が少なくなっていましたが、「聖郷カフェ」で参加者に校長先生が熱く声掛けをされましたら、かけ算九九の聞き役ボランティアに来てくださる方が1人増え、2人増え、今は4人増えました。とても嬉しいです。

 12月18日水曜日には、聖郷小学校の体育館で学校運営協議会の主催で、5・6年生としめ縄作りを行います。たくさんの地域の方が子ども達に関わって、温かい声をかけてくださることを願っております。

2024年11月21日木曜日

先進校視察報告  伊藤 等 委員

 令和6年10月8日に琴浦町各小中学校の各学校運営協議会の皆様と岡山市立山南学園に視察研修に行かせていただきました。聖郷小学校からは田中校長先生と私の二人で参加しました。山南学園は4小学校と1中学校を再編成し、令和4年4月に岡山県内初となる義務教育学校として開校し、9年間の一貫した教育を通して『自分を高め、未来を切り開く、地域を愛し、地域からも愛される子ども、グローバルで豊かなコミュニケーション能力を備えた人材育成』を学校の教育目標とて取り組みを進めておられました。

山南学園開校までの4年間、コロナ禍にも関わらず閉校となる地域もあり、各学校関係者との協議をしっかりと納得いくまで協議された所は大変なご苦労もあったかと思いますが,子どもたちや、その地域の未来を考えた上での決断だったと思います。

最初に校舎を見たとき、大きくて広々とした空間に最新の機材が盛り込まれておりこれからの学校の在り方を実感しました。そんな素晴らしい校舎で学ぶ子供たちは自信と誇りを持って生活をしているとのことでした。初等部(1~4年),中等部(5~6年),高等部(7~9年)で行動指標が分けられていて異学年交流(タイムマシン活動)を積極的に取り入れ、尊敬したり、かわいがったり、助け合ったり、時には注意し合ったりと互いをリスペクトとし合いながら優しさと豊かなコミュニケーション能力を築き上げることができること、1~9年生まで一貫して教育できることによる子どもの特性を詳しく知ることができること,高校受験までの情報の蓄積と共有ができるといったメリットがあると言っておられました。


学校運営協議会の取り組みですが、地区が広い分、メンバーも30名と多いです。メンバー構成は聖郷小学校とだいたい同じだと思いますが、知育部会、体育部会、地域連携部会に役割分担されており山南サポーターズ(学校支援ボランティア)の協力、ふるさと教育、学びスクール、体育行事支援、地域交流促進などの取り組みを推進しておられました。

規模も違えば人数も違いますが、もともと聖郷小地域はPTAをはじめ地域の皆様の絶大なる協力、協働のもとで成り立っていると感じます。もちろん先生方の頑張りも素晴らしいです。今、聖郷小学校で進めている学校運営協議会の取り組みは決して間違っていませんし、劣っていません。むしろ先進的だと思います。息詰まることもあるかもしれませんが、小さなことの積み重ねと情報の共有、会を重ねるごとに新しい発想や取り組みがどんどん生まれ、どんどん前に進む学校運営協議会でありたいと思います。

 その一環としてホームページを活用し、活動の内容を随時発信してまいりますので保護者の皆様、地域の皆様、どうか子どもたちのためにお力添えいただけますよう心からお願いいたします。すべては子どもたちの未来のために!

    
                                    伊藤 等








2024年11月14日木曜日